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よく食べる不思議

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「あれ、きょうはよく食べる気がする」

最近、毎日旦那さんとそんな話をしている。

息子が11ヶ月のとき。
それまで、離乳食は手作りもベビーフードもひとさじ程度。
大好きな「1歳からのチーズ」という子供用チーズを1枚だけしか食べなかった。
食事中、私は小さな小さな息子に向かっていつもいつも苛々していた。

いつも焦って、いつも嘆いて、食べないことに怒っていた。

 

特に、11ヶ月の時に義母に預けるイベントがありその日が近付いて来ると緊張が高まっていった。
そして、緊張すればするほど怒っていた。

そんな不安や緊張を感じ取っていたのか分からないが、全く食べない息子。

そのイベントも終わり、ある時気まぐれに柔らかく炊いた白米をあげたら。 ひとさじ、またひとさじと食べていく。

「あれ、きょうはよく食べるなぁ」

褒めながら、驚きながら、恐る恐る色々な食材や料理をあげてみる。

圧力鍋で柔らかく煮た野菜。
薄味の肉じゃが。
ひきわり納豆のごはん。
油揚げ入りのお味噌汁。
1ヶ月待ちの美味しい食パン。
我が家の定番のぶりの照り焼き。
肉屋さんのショーケースに並んでいた、焼きたてのつくね。

「きょうも、よく食べてる気がする」

時に、熱くて怒り出したり。
好みじゃなくて、おわんをひっくり返したり。
ハイチェアで踏ん張ってしまって食事にもならなかったり。

それでも、三食のうち一食はよく食べてるので毎日毎日奇跡が続いているようだ。
時々、食べなかったことを思い返し食事を出すとき不思議な気持ちになる。

同時になにをあんなに怒っていたのだ、と振り返ると猛烈に恥ずかしくて情けなくなる。 食べない時が長い人生の間ですこし起こってもそこまで問題ではなかったはず。 それなのに、焦りや怒りから抜け出せなかった自分。

そして、きょうも奇跡は続いてる。

鶏肉の団子スープを飲み干し。
海苔のふりかけがかかったおにぎりを半分遊び食べして。
大好きなチーズをほばり(ほおばり)。 ひき肉と春雨と野菜のオイスター炒めにも手を伸ばしてる。

楽しそうに手づかみしている姿をみていると、やはり不思議な気持ちになる。 いつか、これが当たり前になる日が来るかもしれない。
あるいは、ぱったりと食べなくなったり偏食するかもしれない。

そんな時が来ても、このいまの気持ちを忘れないでいたい。

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日々の食卓から考えている事を綴っていく「日々の食卓から」というブログをかいています。1歳の息子と研究者の旦那さんの3人暮らしです。

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