蓮花
Leave a comment

子どもの養生

こんにちは。土曜日担当の蓮花です。

薬膳や養生に関する記事をご紹介していく予定です。

 

ファミリーマネジメントジャーナルを読んでくださっている、

おとうさん&おかあさん世代の養生法を‥と思ったのですが、

やっぱり気になるのはお子さんの体調ですよね?

なので、第一回目のテーマは「子どもの養生」です。

漢方では、女性は7の倍数、男性は8の倍数の年齢の時に、

大きな体の変化を迎えるとされています。

子どもにとって初めての年齢の節目が、

女の子は7才、男の子は8才になります。

この頃から、どんどん髪が伸びるようになり、

乳歯が抜けて、永久歯に生え変わります。

 

 

  • 漢方的・子供の特徴

 

1. 子どもは熱の塊

漢方の世界では、物事を”陰”と”陽”と”中庸”に分けます。

陰は温度が低くて湿度の高いもの、

陽は温度が高くて湿度の低いものを表します。

中庸は、そのどちらでもないものです。

子どもの体は”陽”の塊なんです。

だからあんなに活発に動けるし、体温も高い。

汗をいっぱいかくし、すぐ熱を出すのも、そのせいなのです。

 

2. 子どもは”気”の力が充分ではない

気というのは漢方特有の概念で、実に様々な働きがあります。

この気には、持って生まれた先天的なものと、

日々の食事から摂る栄養によって作られるものがあります。

子どもは大人のようにたくさん食べられないうえ、

摂った栄養は成長にも使わなければなりません。

だから小さいうちは「持って生まれた気」のみで勝負しなければならない。

免疫力や泌尿器系統は、気の力を特に必要とします。

すぐ風邪をひいたり喘息に罹ったりと、免疫力が低かったり、

おもらしやおねしょなど、泌尿器系統のトラブルが多いのは、そのせいです。

 

3. 子どもは情緒のコントロールができない

これもやはり”気”の力です。神経系統をコントロールする力が弱いのです。

大人で言えばストレス対応力でしょうか。

子どもが駄々をこねたり、わがままを言ったりするのは、

気の力がまだ弱いからです。「しつけができてないから」では、ありません。

他に、神経は筋肉のコントロールも担当しています。

子どもって、たまに痙攣したりしますよね。

これも、成長と共に気の力が強くなれば、少なくなっていくようです。

 

4. 子どもは胃腸が未発達

胃腸の働きが未熟だから、たくさん食べられなかったり、

すぐお腹を壊したり、吐いたりするのです。

 

 

  • 子供の食養生

足りない気の力を補って、能力の低い胃腸に負担をかけず、

時に過剰な熱を冷ましてあげることが、ポイントです。

 

1. 気を補う食べ物

穀類、いも類、黒豆、くるみ、黒ゴマ、蜂蜜、卵、牛乳、鶏肉、豚肉

 

2. 熱を冷ます食べ物

セロリ、白菜、キャベツ、大根、冬瓜、きゅうり、トマト、すいか、りんご、梨

 

薬膳的に「熱」の性質を持つ食べ物は避けます。

例えば、体を温める力が強いとされる羊肉は、

寒い季節の大人には必要でも、子どもにはむしろ毒になるのです。

 

子どもは大好きだから難しいかもしれませんが‥

揚げ物は、100℃を越す揚げ油に浸かっていたものです。

油の高温をしっかり受け止めています。

これもちょっと、余計に熱を上げてしまいかねない食べ物なんです。

 

3. 菓子、ジュースなどの甘いものを摂りすぎない

これも子どもは大好きですよね‥

みなさんがいちばん頭を悩ませているところだと思います。

ここで言う「甘いもの」は、白砂糖を使ったものです。

すぐに血糖値が上がってしまうので、

脳は「もう満腹なのね」と勘違いして、

胃腸の働きを止めてしまうのです。

その後に食べ物が入ってきたら‥消化してくれません。

せめて食事の前だけでも、食べさせないようにするのが理想です。

 

4. 定時に消化の良いものを食べる。

前に食べたものを消化し終えて、気持ちよくお腹が空いてから、次の食事を摂る。

そのためにも、○○時はごはんの時間、と決めておくといいかもしれませんね。

他にも、熱すぎるもの、冷たすぎるものは、刺激となって消化を妨げます。

 

 

ざっくりとですが、今回は子どもの養生について、でした。

大人と同じ部分ももちろんあります。

今後の記事でも、折に触れてご紹介していきたいと思います。

 

 

蓮花が、お送りしました。

また次の土曜日にお会いしましょう。

 

 

編集後記
食べたほうがいいもの、食べないほうがいいもの。
今回ご紹介した食品の数々は、
「これは体にいいから食べなさい」
「これは体に悪いからあまり食べないように」
と、母が口を酸っぱくして教えてくれたものと、同じでした。
子どもの頃は、まったく耳に入ってなかったのですが‥
さぞかし歯がゆい思いをしたことでしょうね。
‥すまん、母。

Filed under: 蓮花

by

lotas

自分や家族の体調不良がきっかけで、漢方に興味を持ちました。 2008年に国際中医薬膳師試験に合格。 漢方薬だけ、薬膳料理だけ、ではなく、暮らしのすべてが養生につながります。 子育てする人も、される人も、しない人も。 みんなが元気になれる”暮らしのヒント”をお伝えしていきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です