蓮花
comment 1

秋深し、夜更かし

こんにちは、蓮花です。

今週と来週の2回に分けて、養生的な行動の時間帯についてお話ししたいと思います。

 

~養生的タイムスケジュール~

秋が深まるにつれて、夜の時間も長くなっていきます。 そうすると、つい、してしまうのが夜更かし。

漢方では、1日を2時間ずつ12のブロックに分けて、「この時は◯◯をする時間」と区切ってあります。当然「眠る時間帯」も明確に区別されています。

 

眠りのゴールデンタイム

漢方では、1日のうち昼を”陽”の時間帯、夜を”陰”の時間帯としています。陽と陰の境界線は、昼、夜とも12時です。
この12時を挟んだ11時から1時の間は、陰から陽に切り替わる時間として「この時間のうちに眠りにつくことが望ましい」とされています。
何故ならば、その次の1時から3時の時間帯に「1日に溜まった毒の解毒」が肝臓で行われるからです。
この時間に眠っていないと、毒素が抜け切らないまま朝を迎えることになります。
そして、3時から5時は体の決算期。体温、血圧、心拍数、全てを低い状態にリセットして、その前の時間帯に肝臓で解毒したキレイな血液を、体中に再配分するのです。
この11時から5時という時間は、養生的には睡眠のゴールデンタイムなのです。

 

ゴールデンタイムを迎える準備

質の高い睡眠ゴールデンタイムを迎えるには、その前の時間の過ごし方が重要になってきます。
17時から19時は、体に”精をつける”時間帯。活動するためのエネルギー源としての栄養ではなくて、体を根本から支える基礎体力のための栄養を摂るのです。
お酒も度を越さなければOK。消化の良いものを楽しみながらゆっくりといただきます。
その後の19時から21時は楽しむ時間。脳に少しいい刺激を与えることで、リラックスしやすい状態にもっていくのです。
21時から23時はくつろぐ時間。ここでストレスのない状態にして、ゴールデンタイムを迎えるのです。

 

でも現実的には‥

17時から19時に夕食って、小学生じゃあるまいし。大人は無理でしょ?
確かに現代社会では無理がありますよね。まあ拡大解釈をして、21時までに「楽しみながらゆっくり食事」ができればいいのかな‥とも思います。ただ時間が遅くなる分、消化の良い食事を心がけたいものです。
そして21時から23時になるべくストレスのかかることをしないで‥っていうのも実際にはキビシイけれど。仕事のことを考えない、とか、今日あったイヤなことを思い出さないようにする、とか。そんなところでいいと思います。
23時に就寝が理想だけど、難しい場合には、せめて24時までに布団に入り、最悪1時の解毒の時間までには眠りにつく‥ことができれば理想です。あくまでも、理想。眠れない場合には”体を横たえる”だけでも、肝臓に血液が戻りやすくなると思います。

 

現代社会に合わせて

なにしろ何千年も前から伝わる中医学‥が発祥の漢方。その時代には電気も無かったので、まさか人間がこんなに夜更かしするようになるとは、思いもよらなかったでしょう。
だから、現代という時代に合わせて多少のアレンジを加えても、バチは当たらないと思うのです。

いにしえの人たちも、今を生きる私たちが、ルールに縛られて窮屈にしているよりも、楽しそうに笑って暮らすことを望んでいるでしょうから。

 

次回は昼間の時間の過ごし方をご紹介しますね。

 

 

編集後記
12の時間帯には、それぞれ十二支の名前がついています。「丑の刻参り」で有名な丑の刻は、体のリセットタイム。この時間に憎い相手の災難を願うのは、バイタルがいちばん下がってる時間に五寸釘を打てば、或いは‥という気持ちからなのかもしれませんね。あぁ、怖い‥(^^;;

Filed under: 蓮花

by

lotas

自分や家族の体調不良がきっかけで、漢方に興味を持ちました。 2008年に国際中医薬膳師試験に合格。 漢方薬だけ、薬膳料理だけ、ではなく、暮らしのすべてが養生につながります。 子育てする人も、される人も、しない人も。 みんなが元気になれる”暮らしのヒント”をお伝えしていきます。

1 Comment

  1. Pingback: 月はどっちに出てる | ファミリーマネジメントジャーナル

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です