蓮花
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あなたの風邪はどこから?

こんにちは、土曜日担当の蓮花です。

吹く風に身が縮まるような‥いよいよ本格的に寒くなってきました。
この季節、大人も子供も心配なのは、風邪。
なんで風邪ってひくんでしょう??

 

風邪の原因

外的要因と内的要因があります。
気温や湿度の影響を受けるのが、外的要因。
自分自身のコンディションが関係してくるのが、内的要因です。

 

外的要因

1.寒さ
これがいちばん有名な原因かもしれませんね。
寒い=風邪として、定着しています。
節々が痛くなって熱が出たり、くしゃみや鼻水がひどくなる場合もあります。
風邪薬のCMで「熱から‥」「鼻から‥」と言ってるのがこのパターンですね。

2.空気の乾燥
秋口にひく咳の出る風邪は、これが原因のことがほとんどです。
痰がなかなか出なくて、出ても黄色くて粘っこい痰だったりします。
CMの「喉から‥」というのがこれに当たります。

3.湿度の高さ
これも意外と風邪の原因。夏場にひく吐き気や下痢を伴う風邪はこれです。
体が重だるく、張るような頭痛があったりもします。

 

内的要因

1.生活の乱れ
要するに”不摂生”ということですね。
例えば、夜更かし。
夜は、体内の解毒をし、新しい栄養分を配布する重要な時間です。
その時間に眠らないで消耗していると、気血水が不足します。
充分あるべきものが足りなければ、それは病気の原因となるのです。
例えば、暴飲暴食。
本来消化できる以上のものが体内に入れば、消化器はオーバーワークになります。
ちゃんと消化・吸収・排泄できないものが、毒素として体に残ってしまいます。
これも病気の原因となります。

2.寒暖の調節ができない
寒いのに薄着でいると、体の熱が奪われ、血流も悪くなります。
中が低温だと、外の冷たい空気を呼びやすくなってしまいます。
そして、冷たいものの飲食。
体にとって「体温より低い温度=冷たいもの」です。
冷たいものを食べたり飲んだりすると、胃腸の働きが低下します。
上の項目でも紹介した通り、毒素として残ってしまい、病気の原因になります。

3.過労
疲労が溜まると、体全体の機能も低下します。
血流が悪くなったり、毒素をちゃんと排出できなかったり、外からの刺激に弱くなったり‥
弱っている時は、病気の格好の餌食になってしまいます。

 

予防するには?

内的要因をなくし、外的要因から身を守る。この二つです。
規則正しい生活をし、過食をせず、暖かい格好をし、疲れを溜めない。
これを実行すれば、内的要因はクリアできます。
なかなか難しいてすが‥できることから始めていくことが大事です。

1.寒さを予防する
これは厚着をすることで回避できます。
特に、下半身と首まわりに注意をして下さい。
熱を生産する心臓がある上半身は、そこそこ暖かいのです。
心臓から遠い下半身は、意識して温める必要があります。
このあたりが冷えていると外の寒さを呼び込んでしまうのです。
首の後ろには、外気の影響を受けやすいツボがあるのです。
前はいいですから、首の後ろに風が直接当たらないようにして下さい。

2.乾燥を避ける
お肌もですが、呼吸器の粘膜も渇いてはいけません。
手軽なのは飴をなめることです。
甘い味には、組織を潤す効果があります。
人工甘味料ではなく、砂糖や蜂蜜でできたものが最適です。
喉にいいとされる果実が配合されていると、なおいいですね。

3.湿度を避ける
これは夏の話なのですが‥お腹に過剰な水分を溜めないとこです。
冷たいもの、油っこいものを多く摂ると、溜まりがちになります。
その上で、お腹を冷やさないことが重要です。

 

風邪をひいちゃったら?

それでもひいちゃった場合。
そして、手元に風邪薬が無い、近くの医院が開いていない。
時間外診療というほどでもないが、このままだと確実に悪化しそう‥そんな時。
普段の生活の中で、できることがいくつかありますので、ご紹介します。

1.お風呂で温まる
熱がまだ出ていない場合に限ります。熱が出たらダメですよ。
寒いなぁ、ぞくぞくするなぁ、でもまだ熱は出ていない。
そういう時は、お風呂でしっかり温まって、汗を出しましょう。
汗とともに、体の表面にくっついている風邪を流してしまいます。
そしてお風呂上りには、素早くしっかり体を拭いて、すぐに服を着て下さいね。
髪もすぐに乾かして、水分の蒸発による熱の放散を防ぎます。

2.体を温めるドリンクを飲む
寒気と鼻に効くタイプと、喉の痛みに効くタイプがあります。
どちらもベースは、しょうがとはちみつとレモン。
しょうがは体を温め、汗を出す作用があります。
はちみつは粘膜の水分を保つ作用が、レモンは水分の損傷を防ぐ作用があります。
しょうがはチューブのもので充分ですし、○ッカレモンでOK。
熱ーいお湯で溶かして、とにかく早く飲むことが大事なのです。

* シナモンジンジャーティー *
寒気がひどい時はシナモンをプラスして、更に温める力を強めます。
鼻水が出る時は、お湯を熱い紅茶にしてみて下さい。
お茶には利尿作用があるので、余分な水分を尿として出すことで、鼻水を緩和させます。

* ミントティー *
喉が痛む時は、ミントのハーブティーにはちみつとレモンをプラス。
ミントには熱を冷まし、汗を出す作用があります。
これを緑茶にブレンドすると、更に熱を冷ます作用が強まります。
ちょっとマニアックにはなりますが‥菊の花のお茶も効果があります。
喉の風邪に対応する漢方薬にも配合されているもので、解毒効果があります。
中国茶を扱うお店によくあるので、機会があったら試してみて下さいね。

手元に薬が無かったり、眠くなってはいけなかったり、薬が飲めない状況だったり。
そんな時に、この小さな薬膳を試してみて下さいね。

 

 

編集後記
私自身、漢方を学ぶようになってからは、ほとんど風邪をひいていません。
ご紹介した予防策をとっているから、というのも理由のひとつなのですが‥
しょうがとはちみつとレモンのドリンクにハマってしまったのです。
秋から冬には、ほぼ毎日飲んでいます。紅茶に入れたり、シナモンをプラスしたり‥
15時以降の「陰の時間帯」にはぴったりのドリンクだと思いますよ。

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by

lotas

自分や家族の体調不良がきっかけで、漢方に興味を持ちました。 2008年に国際中医薬膳師試験に合格。 漢方薬だけ、薬膳料理だけ、ではなく、暮らしのすべてが養生につながります。 子育てする人も、される人も、しない人も。 みんなが元気になれる”暮らしのヒント”をお伝えしていきます。

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