蓮花
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宴の前に

こんにちは、蓮花です。
かんぱーい!
いよいよ、年末ですね。

年末年始は楽しい「飲み&食べ」イベントが目白押しです。
クリスマスから始まり、忘年会、お正月、新年会‥ 軽く1か月近く”宴”が続きます。
胃腸にも負担がかかるし、もっと怖いのは体重の増加。 あぁ、おそろしい、おそろしい‥

でも、せっかくだから楽しみたいですよね。
食養生で食べ過ぎ&飲み過ぎをケアする方法をご紹介します。

 

食べ過ぎって?

胃も腸も、それぞれ対応できる容量に限界があります。
ハードディスクと同じで、容量を超えた仕事をさせると負担がかかるのです。
負担がかかると仕事が遅くなります。
いつもよりたくさんの食べ物が入ってきたにもかかわらず、なかなか消化しない。
これが「食べ過ぎ」の状態です。

 

どうすれば解消できる?

胃に余計な負担をかけないのがいいのですが、かけちゃった場合。
すみやかに内容物を消化して、出ていってもらうのがいちばん。
消化を助ける食材や食べ方で、解消しましょう。

 

飲み過ぎとは?

アルコールの分解は肝臓で行いますが、直接入ってくる器官は胃です。
お酒というのはたいてい液体ですから、胃に液体が入ってくるわけです。
たくさん飲めば、それだけ胃の水分は多くなります。
そうすると「ひどくむくんでる」のと同じことになります。
だから、気持ち悪くなったり、頭が痛くなったり‥ それが飲み過ぎの胃の状態です。

 

どうにかして解消したい!

重ねて言いますが、アルコールの分解は肝臓で行います。
ここでは、胃の水分によるむくみを解消するのが目的です。
それには、やはり速やかに尿として出ていっていただく。
その為の食材や食べ方で、対応しましょう。

 

消化を助ける食材

大根
ジアスターゼという酵素が、たんぱく質や糖質の消化を助けます。
生で摂るほうが消化作用は高いのですが、加熱しても効果はありますよ。
大根サラダ、煮物、おでんなどは、居酒屋メニューでも定番ですよね。

キャベツ
胃薬にも含まれている成分が、疲れた胃の気をUpさせてくれます。
豊富な繊維が、脂肪をからめとって排出しやすくする効果もあります。
油っこいものを食べる前にいただくと、より効果的です。
とんかつにキャベツの千切りが添えられるのは、こうした効果からなんですね。

白菜
キャベツと同様の働きをしてくれます。
更に熱を冷ます作用があるので、胃がオーバーヒート気味な時に効果大。
生だと和え物などが手軽でしょうか?
冷えるのが心配な場合は、加熱してあればやさしく効果を発揮してくれます。
鍋物にじゃんじゃん使いましょう。

みかん
かんきつ類の皮に含まれる成分は、気の通りをスムーズにしてくれます。
みかんの皮を乾かしたものは、漢方薬にも配合されています。
胃の気の流れをスムーズにして、消化を助ける作用があります。
ふだんから食べて、消化しやすいコンディションに整えておきましょう。

 

水分の排出を助ける食材

きゅうり
夏に大活躍する野菜ですが、なぜかというとお腹の水分を排出する効果があるから。
これも居酒屋では大活躍の食材ですね。 たくさん食べてマメにトイレに通いましょう(笑)
冷えるのが気になる場合は、軽く炒めたり、スープに入れたりしても、おいしいです。

海藻
利尿作用と脂肪を排出する効果があります。まさに宴会の味方!
わかめをきゅうりと合わせたメニューは、居酒屋などにも豊富ですよね。
和え物、炒め物、汁物‥バリエーションがきくのもうれしい食材です。

豆類
意外と利尿作用に優れた食材です。 脂肪の吸収を抑えてくれる効果もあります。
「ビールと枝豆」の黄金コンビの理由は、こんなところにあるのかも?

りんご
消化と利尿の両方を促す作用があります。
そして嬉しいことに、二日酔いにも効果が! 日々摂り続けることで、悪酔いしにくくなります。

 

食べ過ぎ&飲み過ぎにつきものの、アレ

人間の体というのは、本当によくできています。
「これは体の中にあっちゃイカン!!」というものは、自分で出す力があるのです。
咳や痰だったり、熱だったり、吹き出物だったり‥その他いろいろ。
緊急性が高いものは、下痢と嘔吐です。

宴会後のこの症状は、原因が明確です。 体が「イカン!」と思うほど、飲んだり食べたりしたからです。
なので、躊躇せず出してしまうのがいいと思います。
ただ、そうもいかない状況ってありますよね‥オトナですもの。

そういう時に効果があるのは、しょうがです。 しょうがの香りには、吐き気を止める作用があります。
で、そんな緊急性の高い場合に、いかにしてしょうがを調達するのか?
チューブなら携帯性に優れています。スーツのポケットにすら、入ります。
ちょっとヤバいかな‥と思ったら、キャップをはずして香りをかいでみて下さい。
電車の中などでやると、ヘンな人に思われるかもしれませんが、 その場でお好み焼きを展開してしまうよりは、ずっと嫌がられないと思います。 (汚い話ですみません‥)

同様に、ミントの香りや、食べ過ぎで紹介したみかんの香りも、効果があります。
本来、胃の気の流れというのは、上から下、です。 その流れに逆らうのが、嘔吐です。
ミントやみかんやしょうがには、気の流れを整える作用があります。
「いまはダメ!」という状況は、これらの香りで乗り切って下さいね。

 

気になるウコン

最近はお酒を飲む前の定番になった感がありますね。
ウコンには、肝臓の気の流れをスムーズにする作用があります。
それによって肝臓の働きが良くなり、アルコールの分解もスムーズになるのです。
飲み過ぎた時の症状というよりは、アルコールを早く分解して二日酔いを防ぐ‥
という効果が期待できる生薬です。

 

これだけ対応策がありますから。 1年間、フル回転してきて、年末には更に忙しくて。
そんな状況で迎える、この時期。 この時くらいは、多少はっちゃけてもいいと思うんです。
ただ、風邪と、千鳥足によるケガにだけは気を付けて。

楽しくておいしい年末年始を! そしてよいお年を!!

 

 

 

編集後記
「食べ過ぎ」が健康リスクになったのって、いつ頃からだろう‥
若い時や、もっと若い子供のころは、「食べ過ぎ」という概念すら無かったような。
もう思いっきり食べられない‥というのはちょっぴり寂しいことではあるけれど、
たくさん食べなくてすむぶん、単価の高いものが食べられるのです。
オトナは量より質。コドモにはできない贅沢を、存分に楽しみましょう。

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lotas

自分や家族の体調不良がきっかけで、漢方に興味を持ちました。 2008年に国際中医薬膳師試験に合格。 漢方薬だけ、薬膳料理だけ、ではなく、暮らしのすべてが養生につながります。 子育てする人も、される人も、しない人も。 みんなが元気になれる”暮らしのヒント”をお伝えしていきます。

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