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子どものスマホ利用について、親が知っておくべきこと〜前編

こんにちは。『I believe in technology』というブログを運営している@reynotchです。ファミリーマネージメントジャーナルさんには初めての寄稿となります。よろしくお願いいたします。

今回、「こどもや家族を守るセキュリティのお話」という内容で寄稿のご依頼をいただきました。ちょうど最近、子どものスマートフォン事情について気になることがありましたので、今回の寄稿では「スマートフォンとセキュリティ」について書いてみたいと思います。

スマホ知識は子どものほうが上

先日、息子の通う中学校でPTAの会合があり、多くの親御様とお話する機会がありました。その席で話題となったのは、子どもたちの中でも普及し始めているスマートフォンでした。我が家では、スマートフォンを使わせているものの、かなり厳重な管理下に置いています。

我が家はそんなに甘くない 「10 代の若者が親を欺く10 の手口」がほとんど通用しない件 : I believe in technology
上記10個の手口を使われた場合、やはり欺かれてしまうのでしょうか?これは、我が家の場合ですが、この10個の手口を使ったとしても、親を欺くことはできません。
一方、お話を伺った範囲に限られますが、一部のご家庭ではまったく管理していないということでした。

そのうちお二人ほどにさらに詳しくお話を聞けたのですが、お一人は「子どもには流行りのスマートフォンを渡しているものの、親はガラケーしか使ったことはなく、スマートフォンの機能をほとんど知らない」とのこと。また、もうお一人は親子ともども同じスマートフォンを使っているものの、親はほとんど機能を知らず、設定すら子どもに頼んでいるとのことでした。

つまり、一部のご家庭では、スマートフォンに関する知識において、子どもが親を上回っており、それがために管理できないでいるというのが実情でした。

親の責務

中学生のお子さんがいらっしゃる親の年齢は大体30台前半〜50代前半です。現在ですと1960年〜1980年に生まれた方々が中心ですが、この世代ではITに関する知識に格差が大きいように見受けられます。それに対し、子どもは幼少の頃からIT機器が周りにあるいわゆるデジタルネイティブ世代です。スマホについても「親よりも子どものほうが知識が上」ということも決して珍しくはないようです。

知らないものは管理できない。これは当然でしょう。

でも、だからといって、スマホの管理を諦め、子どもに任せてしまうというのはいかがなものでしょうか?

管理できなければ与えなければいいのですが、周りのお子さんが持っていると、自分の子にも与えたいと思うのでしょう。それなら、管理できるだけの知識を身につけるべきです。
「IT知識」に優れた子どもは少なくありません。しかし、知識だけでなく、それらを『正しく』使いこなすいわゆる「ITリテラシ」まで習熟している子どもとなると、やはり限られてきます。大半の子どもは、知識はあれどリテラシには乏しいのが実情です。

事実、子どものスマホ利用においては、毎日のように事件が発生しています。

最近では特に、スマホから手軽に利用できるSNSやLINE、comm等のリアルタイムコミュニケーションサービスを通じた事件が多いようです。SNSでは、子どもによる不注意な行為や発言が炎上事件へと拡大したり(大人でも少なくありませんが…)、リアルタイムコミュニケーションサービスは「出会い系」に悪用され、子どもが性的な被害を被る事件へとつながったりしています。

これらによる被害を防ぐには、「IT知識」ではなく「ITリテラシ」が必要です。「ITリテラシ」については学校側でも教育を施していただけるのが理想ですが、いかんせん、それを教えるだけの知識、経験を有する教師が少ないのが実情です。

となると、やはり「ITリテラシ」を教えるのは親の責務ではないでしょうか?

「スマホ知識」と「スマホリテラシ」

「ITリテラシ」を教えるには、最低限度の「IT知識」は必要となります。スマホであれば、「スマホの機能やスマホに関する各種サービスに対する知識」が最低限必要です。ITが苦手な方にとっては難しく感じるかもしれません。しかし、子どもを守るためには必要な知識です。であれば、なんとか頑張れるのではないでしょうか?

それに、これから子どもが大人になり、皆さんの元を去っていった時にはいずれにせよ皆さんは自分たちでITを使いこなす必要が出てきます。老いてから覚えるよりも、今のうちに身に着けておいたほうがきっと楽だと思います。

「なんか難しそうだから…」と敬遠するのではなく、まずは「知ること」から始めてみましょう。そして、ある程度「スマホ知識」を身につけたら、次は「スマホリテラシ」を身につけましょう。

「スマホ知識」を身につけろ〜機能編

まずは「スマホ知識」から。スマホの機能やスマホに関する各種サービスを理解しましょう。

といっても、本記事で機能やサービスの解説をするつもりはありません。どうやればそれらを理解することができるのかといった方法をご紹介するので、実際に理解するにはそれらを参考にしてください。

なお、スマートフォン全般について知る必要はありません。要は子どもに渡すスマートフォンについて、いったいなにができるのかを理解しておけばとりあえずは十分です。もっとも手っ取り早いのは、親子で同じ機種を使うこと。そうすれば、使っているうちに機能はある程度わかってきます。習うより慣れろです。

機能をひと通り理解するにはマニュアルを読むのがもっとも手っ取り早いのですが、「マニュアルは苦手」と感じている方も多いようです。そういった方々は各機種ごとに提供されている市販本を利用してみてはいかがでしょう?ほとんどの機種には下記のような専用のガイド本やムックが提供されており、マニュアルよりも図が多く、わかりやすく書かれています。

 

どうしても自分で本を読んで勉強するのは難しいという方は、実機を触って教えてもらえる場所に出かけてみてはいかがでしょう?例えば、NTTドコモさんでは実際にスマートフォンに触って説明を受けることができるスマートフォンラウンジというのを全国6箇所に展開しているそうです。

docomo smartphone lounge | NTTドコモ

また、大きめのショップであれば、実機が置いてあり実際に体験できますし、わからないことはお店の込み具合にもよりますが聞くことができます。

「それもちょっと…」と言う方は、身近なお友達に詳しい人はいませんか?この手のガジェットが好きな人ってのはたいていの場合、人に説明するのが大好きです。そういう人達に教えてもらいましょう!

いかがでしょうか?

出た当初に比べると、現在のスマホは使い勝手もよく、直感的に利用できるようになっています。また、周りには説明を受けることができる場所もあれば人もいます。それらを利用すれば、意外と簡単に機能を理解することができます。

「スマホ知識」を身につけろ〜サービス編

スマホがこれだけ普及しているのは、スマホ単体の機能だけが理由ではありません。

スマホを取り巻く各種サービスの充実がその普及の後押しとなっています。

代表的なところでは、TwitterやFacebook、mixiといったソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)やLINE、commといったリアルタイムコミュニケーションサービスがあります。

いずれも、子どもたちの世代でも普及している、使いこなせばとても便利で楽しいサービスです。

SNSやリアルタイムコミュニケーションサービスについては、インターネット上でたくさん情報がありますし、入門書もたくさん出ています。しかし、それらを見るよりも、自分でやってみるのがもっとも手っ取り早いでしょう。まずは、子どもが始めようとしている、あるいはすでに始めているサービスを試してみるといいでしょう。

ただし。これらのサービスには負の側面もあります。詳しくは後編でご紹介しますが、利用には注意が必要です。

そして、ある程度スマホのことが理解できたら、次へのステップです。「スマホリテラシ」を理解し、子どもに教えることができるようになりましょう。

そちらにつきましては、長くなりましたので次回にしたいと思います。

Posted from するぷろ for iPhone.