ナカシン
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iPhoneの様な電子デバイスが子供に与える影響について~その1

隔週木曜担当のナカシンです。

今年最初の記事ですので、遅ればせながら明けましておめでとうございます。

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photo credit: guccio@文房具社 via photopin cc

この数年で爆発的に普及した、iPhoneやiPadなどの電子ガジェット。

常に片手に持ち、TweetのTLを眺めたり、Webを彷徨ったり、本を読んだり、ライフログを取ったり、タスク確認をしたり、この記事の下書きを書いたりと、生活の大部分が何らかの形でスマートフォン絡んでいる事を改めて考えると、自分でも怖いくらい、この小さなデバイスに依存している事がわかります。

そうなんです、便利なんです。そして楽しいんです。それくらい刺激的で中毒性があるんです。

それは大人だけではなく、子供にとっても同じです。アプリの本来の使い方は分からなくても、画面に触るだけでクルクルと絵が動き、次々に新しい図形が表示される。子供にとっても楽しいオモチャなんですよね。

我が家の長男は、現在三歳と四ヶ月。産まれた時から身近にiPhone、iPadがありました。

乳児を泣き止ませるのに効くと聞いてインストールした、胎内に似た音を流すアプリ。電車の中で愚図った時に使うガラガラのアプリ。順番にタッチする事で数字の形と読みを覚えられる知育アプリ。言うことを聞かない時や夜寝ない時に使う脅しのアプリ(笑)

今でも私のiPhoneには子供用のアプリが並んだページがあります。

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前置きが長くなりましたが、今回の記事ではデジタルデバイスが子供の成長・学習にはどのような影響を与えるか。
学習効果が高く積極的に触れさてよいのか、それとも中毒性があるだけの百害あって一利も無い物なのか。

我が家の子供たった一人を観察しただけの主観的な考察ですが、デメリット・メリットについて書いてみたいと思います。

■1番心配なこと

子供の成長にiPhoneのようなデジタルデバイスが与える悪影響として考えられるのは、やはりそれが楽しすぎるということ。
そして、そのデバイスやそのアプリから得られる刺激・楽しさが直接的であることです。

直接的というのは、画面に触れるとリアルタイムに反応があることや、子供用の絵本などでは動く絵やBGMを多用することで、見た瞬間・聞いた瞬間・触った瞬間に面白いと感じられる情報が飛び込んでくること。
自分で何が面白いかを考える必要が無いことです。

もし、子供がこのような直接的な刺激に慣れてしまった場合、どのような問題が起きると考えられるでしょうか。
ここでは読書を例にして考えてみたいと思います。

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photo credit: Celeste via photopin cc

大人にとっての読書(小説)の楽しみは、文章を読みながら、その情景や登場人物の気持を想像し、その物語と自分が一体になることで得られるものです。

また、ビジネス書の様な専門書は、文面自体にそれほど面白味はありませんが、書かれてある内容から新しい知識や気づきを得る事により喜びが生じます。

学校で使う教科書に至っては、読む目的さえ分からず、開くのさえ苦痛に感じるものもありますが、同じようにそこから少しづつ知識を得る事で喜びを感じます。

年齢を重ねるに従って、子供達が読む本、読まなければならない本の難易度は徐々に上がってきます。

それらの本に子供達が上手に付き合っていくためには、電子デバイスから得られるような直接的な刺激・楽しみから徐々に、本の中身を自分の中に取り込み、そこから得られる内的な刺激、楽しみ、喜びを感じられる様にならねばなりません。

そこで必要となるのは、想像力。

私が危惧するのは、その想像力を伸ばすために必要な貴重な体験・時間が、デジタルデバイスを触る時間によって短くなることです。
この問題は、幼稚園の年長さんくらいになり、簡単な本を読むような時期になってから表面化するのでしょうか。

直接的な刺激に慣れてしまった子供が、文字を読んで、内容を理解し、背景を想像して、面白いと思う。そんな、楽しい感情を得るのに複数のステップが必要となる読書にすっと馴染めるとは考えにくいと思うのです。

■対策

対策という言葉を使うと大げさですが、やはり必要となるのは、子どもと一緒に絵本を開き、親が読み聞かせをするような時間を出来るだけ作ってあげること。また、電子デバイスを無制限に触らせないような、家庭内のルール作りでしょう。

大人でさえ、時間を忘れて遊んでしまうiPhoneのような電子デバイスは、本来ならば大人がしっかりと持つべき学びの時間や夫婦のコミュニケーションの時間を奪っているかもしれません。(私に関して言えば、確実に無駄な時間を過ごしています。。。。)

親の責任は子供に

・自立:自分で出来ることを出来るようにすること
・自律:自分で自分の行動をコントロール出来るようになること

を教えることだとすれば、子供の心配をするまえに、自分自身が電子デバイスに遊ばれないよう、自律の心とルールを持つことです。(反省)

電子書籍は、上手に使えば、逆に読書習慣を作るキッカケになるかもしれませんが、それは今後の観察対象としたいと思います。

長くなったので、今回の記事はこの程度で終わり、次回の記事で他の懸念事項やデバイスの持つ可能性について書きたいと思います。

■編集後記

今回の記事を書くきっかけとなったのは、2日連続自宅にiPhoneを忘れて出社したことでした。

特に外出の用事もなく、社内にいればメールで誰とでも連絡が取れる。要するに、特にiPhoneを必要としなかったのです。
初日の出社時は、何も準備がなかったので時間を持て余したのですが、退社時には机の脇のロッカーから鞄に本を一冊放り込み、久しぶりに紙の本を読みました。

2日目の出社時と退社時も同じ本を読む事になったのですが、注意をそらすオモチャがないことで、驚くほど集中することが出来ました。

唯一不具合を感じたのは、読書中に閃いたアイデアをメモする物が手元になく、忘れてはならないという気持が意識の片隅にあり続けたことで、集中が妨げられた事。

普通であれば、iPhoneを取り出しEvernoteにメモを送り、直ぐに頭を空っぽに出来るのですけどね。
便利なツールを生かすも殺すも、それを手にした人の使い方次第だと再認識し、次回の記事につなげたいと思います。

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妻と4歳になる息子、2012年7月に産まれた娘の四人家族。 GTDをベースとしたタスク管理、フォトリーディング、NLPに興味あり。 子育ては毎日が試行錯誤。育児は育自を目指して頑張ってます。

3 Comments

  1. 初めまして、いつもfmj拝読しています。
    これ、気になる内容です。甥っ子が3歳ですが、バリバリにipad使いこなしています。
    巷では、例えば画面の光が目にあたえる影響などもいわれてたりしていますが、どうなんでしょうね。
    将来がどうなるか?なんて実例のまだない未知の領域だから、色々気になりますよね。

    少し話題が離れるかもしれませんが、現代の技術で高度に成長したグラフィックや映像に、子供の頃から触れている事と「想像力」の成長の関係には、私もほかの方面からも気になる事が沢山あります。

    便利な物の反面に何があるのか?現代ならではの未知の問題ってありますね。

  2. ナカシン says

    koi-fumi さん

    コメントありがとうございます。記事を書きましたナカシンです。

    色々便利で学習効果が高まることも多いと思いますが、やはり悪影響が無いとは言い切れませんよね。

    あと二回ほど、このテーマで記事を書きたいと思いますのでどうぞご期待ください^^

  3. Pingback: iPhoneの様な電子デバイスが子供に与える影響について ~その2 | ファミリーマネジメントジャーナル

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