蓮花
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太らないために

こんにちは、蓮花です。

年末年始のごちそうのツケがまわってくる、この時期。
Kransekage!
前回は「なぜ太るか?」について考えました。今回は、太らないためにすること、食べるものをご紹介します。

 

老廃物を出す

太ってしまった時に体の中にあるものは、順調に代謝されていれば無いはずの老廃物。これを出してしまえば、体重と体型は元に戻るはず。そして更に、老廃物を溜めこまないカラダを維持していきたいですね。

お助け食材
「宴の前に」という記事でご紹介した、消化を助ける食材と重複する部分もありますが‥それだけ胃腸をサポートしてくれるのだということです。日々の食生活の参考にしてみて下さい。

キャベツ 白菜
どちらにも似たような作用があります。油っこいものと一緒に食べると、脂肪の吸収をセーブしてくれます。胃腸への負担が少ないので、”気”が足りない下半身太りの状態でもたくさん食べられます。ただ、生だと冷やす作用があるので、冷えが気になる場合は軽く加熱してみて下さい。

大根
消化を促すジアスターゼという酵素が豊富に含まれます。今はちょうど旬を迎えて、おいしい季節です。毎日少しづつ食べることで、排出しやすい胃腸を目指しましょう。

ほうれん草、小松菜などの青菜
青菜の排出効果は、グリーンスムージーの人気にも裏打ちされていますね。血液の中の老廃物までキレイにしてくれる、おりこう食材です。カルシウムや鉄分も豊富に含まれているので、”気”が不足しがちな状態にも体力Up効果があります。

たけのこ
利尿作用に優れ、豊富な食物繊維が排便も促してくれます。お正月料理の筑前煮にこれが入ってるのも、うなずけるかも。ただ、消化が悪いので、胃腸が弱っている場合は食べ過ぎないようにして下さいね。

きゅうり
利尿作用に優れています。更に、脂肪の吸収を抑える作用もあります。ただ夏の野菜なので、冷やします。冷えやすい人は要注意です。軽く炒める、スープに入れる、しょうがやにんにくなどの温める食材と組み合わせる、などの工夫が必要です。

わかめ 昆布
食事の脂肪もさることながら、体内の脂肪細胞にも働きかけて排出を促してくれます。ついちゃった脂肪も、どうにかしてくれるのです。なんてお利口さん。利尿作用もありますし、血液をきれいにする効果もあります。主菜に、副菜に、汁物に、ごはんに‥バリエーションをつけて毎日食べたいですね。

お茶
ウーロン茶などの半発酵茶、プーアル茶などの後発酵茶(注)は、脂肪の排出に効果があります。中国のレストランでは、ワインの銘柄を聞かれるように、お茶を何にするか聞かれます。油っこい中華料理を食べても中国人が太らないのは、お茶の効果もあるのだと思います。日本に多い緑茶やはと麦茶は、利尿作用に優れています。シーンによって飲み分けると、排出効果が更にUpしますね。

(注)後発酵茶とは、茶葉に微生物を加え発酵させたお茶のこと。雲南省が原産のプーアル茶は、麹菌を加えて独特の風味が作られます。

 

太り方に合った食材

太る原因は体質や症状によって、それぞれです。自分がどのタイプかわかると、今後の対策も立てやすいですよね。

1.下半身太り
下半身ばかり太っていたり、むくんでいたり。たいして食べていないのに、太ってしまう。そんな太り方は、胃腸の働きが弱っているから‥かもしれません。そのせいで、代謝しきれなかった老廃物が下半身に溜まってしまうのです。

玄米やはと麦などの雑穀
はと麦はむくみの漢方薬にも使われるほど、利尿作用に優れています。玄米は豊富な食物繊維で便秘解消に効果があります。胃腸の負担にならないよう、お粥に混ぜてみるといいですね。

きのこ
豊富な食物繊維に加え、血中の脂肪も減らしてくれるデトックス食材です。免疫力も高めるので、”気”が不足しがちな下半身太りさんには、強力な助っ人ですね。

豆類
ホルモンバランスを整え、利尿作用があります。むくみやすい人は積極的に摂りたい食材です。でも豆類は消化が悪いので、胃腸の負担になる場合もあります。もし苦手でなければ、豆乳がおすすめです。最近は、まろやかな風味のおいしい豆乳も増えてきました。カルシウムも豊富なので、牛乳の替りにも飲めますね。

2.中年太り
30代から徐々に体型が変わってきた。出産をきっかけに太り、元に戻らなくなってしまった。ホルモンバランスの乱れによる、典型的な中年太りというやつですね。乱れているからには、整えてあげれば状態は良くなります。20代前半のピチピチラインにはならないかもしれません。でも、どの年齢にも「ふさわしいカラダバランス」というものがあります。それを維持するのが、結果としていちばん美しい体を保てるのではないでしょうか。そしてここが乱れたままだと、もっと歳を重ねてからの更年期障害が重くなる可能性も。更に、ホルモンバランスの変化が、高脂血症や高コレステロールなどの生活習慣病につながる場合もあります。ホルモンバランスを整える食材を積極的に摂りましょう。

黒豆やきくらげなどの黒い食べ物
漢方では、色が健康にかかわる、という不思議な考え方をします。そして女性の病症には、黒い食べ物が効果があるとされているのです。おそらく‥なのですが、黒い食べ物にはポリフェノールが含まれることが多いですね?それによって鉄分が補給され、貧血の改善につながる‥ということなのかもしれません。女性の不調と血液は深く関係しています。そして黒豆などの豆類は、女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンも豊富です。

山いも
よく「ネバネバしたものは精がつく」と言われますよね。「精がつく」ものはホルモンバランスに影響を及ぼすようです。ホルモンや免疫をつかさどる臓器に、強力に気を補う食品として有名です。

うずらの卵
これも、生殖系を司る臓器に気を補う食べ物です。しかも、鶏卵に比べてたんぱく質が多く、脂肪が少ない。コレステロールも高くない。オトナは積極的に摂りたい食材ですね。

3.ストレス太り
ストレスは、自分でコントロールするのが難しいですね。漢方的には、気の流れが乱れることが深く関係しているとされています。気が順調に流れなくなることで、食欲のコントロールがおかしくなっちゃうんですね。「わかってるのに食べちゃうダメな私orz」と、自分を責めないで下さい。あなたのせいじゃなく、ストレスが気の流れに悪さしてるだけ。外的要因に対する、正しい体の反応なのです。流れを整えて、スッキリしましょう。

香りのいいもの
しそやみょうが、しょうがなどの香味野菜、スパイス(辛くないもの)、そして特に柑橘系はおすすめです。宴の前にでもご紹介しましたが、柑橘類は気の流れを整える作用があります。胃腸の気が順調に流れていれば、満腹なのに食べたくなったり、ということがなくなります。更に、消化されずに停滞している状態にも働きかけ、代謝を促してくれます。ミントティーや、花の香りをつけたお茶なども、効果があります。

食養生ではないのですが‥気の流れを妨げないことも重要です。脇腹には、精神的な働きに作用する気が流れる通り道があります。強くストレスを感じる時は、ここが突っ張って、場合によっては痛いこともあります。腕を上げて伸びをして、そのまま左右に体を傾けてみて下さい。ぐーっと伸びる感じが気持ちよくありませんか?

あと、アロマテラピーも効果がありますよ。やはり柑橘系の精油が、ストレスには効果があるそうなのです。爽やかな柑橘の香りを嗅ぎながら、脇腹のストレッチ。すぐに劇的な効果は感じられないかもしれませんが、続けていけば少しづつ改善していきます。食養生と併せて、試してみて下さいね。

 

効果を出しやすい食べ方

最後に、ちょっとした食べ方の工夫をご紹介します。

・味付けは、塩を控えて酢を効かせる。

・油っこいもの、甘いもの、味の濃いものをいっぺんに摂らない。

味の濃いものや油っこいものは、塩分や脂肪分が多いですね。これらを早く排出しようと、臓器には過度の負担がかかります。
臓器に負担がかかると、脂肪や水分の排出が滞ります。いっぺんに食べたら体が悲鳴をあげてしまいますね。油っこいものや味の濃いものと一緒に野菜を摂ったり、甘いものにはお茶を合わせてみたり。酢は発酵調味料なのでうま味が豊富で、少ない塩分でもおいしくいただけます。

・粗食すぎるのは逆効果

ダイエットしていても、たんぱく質は必要です。たんぱく質が少ないと筋肉の働きに影響します。そうすると活動量が減って、代謝も悪くなってしまいます。脂身の少ない肉や魚、卵、豆腐などで、しっかりたんぱく質を摂ることが大事です。肉を食べる時は、たっぷりの野菜やお茶を一緒に摂れば、脂肪の排出もばっちりです。

・野菜はなるべく温めて、果物は冷やさない

土曜日のファミリーマネジメントジャーナルでは再三言ってることですが‥とにかく冷やすのは良くないことです。臓器の働きが悪くなります。生でしか食べられない野菜はしかたないですが、なるべく温かく調理することをお勧めします。果物も、できれば常温で。冷たいまま口に入れるのは避けて下さい。

・スイーツはお茶と一緒に

糖分は摂らないにこしたことはないですが、ストレスになるまで我慢するのもどうか、と。ほんの少しの甘いものを、温かいお茶と共に頂くのも、たまにはいいものです。でも、メインはお茶ですよ?お菓子はお茶うけ程度です。気を付けたいのが甘味料。カタカナ成分でできたものよりも、単なる砂糖のほうが消化は早いです。

・外食には、お茶と酢

時と場合によるかもしれませんが‥もし卓上調味料を使えるようなお店で食事をするなら、酢をたくさんかけてみて下さい。酢の物があるようなお店では、積極的に注文しましょう。油っこい料理の前には、できれば温かいお茶を飲みます。全てが可能なシチュエーションは難しいかもしれません。お店を選ぶときの目安にしてみると、いいかもしれませんね。

 

 

 

 

編集後記
中国のレストランには、たいてい食卓に調味料が備え付けられています。塩、こしょう、の他に必ずと言っていいほどあるのが、酢。黒酢です。白いものよりも発酵が進んだ、たいへん風味豊かなおいしい酢です。何にかけてもおいしいのですが、どの料理もみんな黒酢味になってしまう。そこだけが、唯一の「惜しい!」点です。

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by

lotas

自分や家族の体調不良がきっかけで、漢方に興味を持ちました。 2008年に国際中医薬膳師試験に合格。 漢方薬だけ、薬膳料理だけ、ではなく、暮らしのすべてが養生につながります。 子育てする人も、される人も、しない人も。 みんなが元気になれる”暮らしのヒント”をお伝えしていきます。

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