蓮花
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春の養生・発散

こんにちは、蓮花です。
Some More Bokeh for you Sherry..lol..:O))
暖かくなったと思ったら、また寒くなったり。
みなさん、体調を崩したりしていないですか?

今回から3回に渡って、春の養生を具体的に説明していきます。
第1回目は「発散」です。

 

前回の記事で「春は体内の毒素が外に出る」と書きました。いわゆる解毒ですね。
持病を持つ人は悪化したりしますが、持たない人もいろいろ出てくる場合があります。
冬の間、寒さで新陳代謝が鈍っていたせいで溜まったもの。
もしくは、もっと前から少しづつ体に溜まっていったもの。
そうしたものが、春の訪れと共に体外に出ていきます。

 

皮膚症状

「内側から外側」が春のキーワードでしたね。
なので、症状も体の外側、つまり皮膚に出ることが多くなります。
痒かったり、湿疹ができたり、アトピーがひどくなったり‥

痒みは、体の中の余分な熱が原因であることが多いのです。
水泡を伴う湿疹は、水分代謝の悪さから起こることが多いです。
もともとアトピー症状の出やすい人は、その両方がきっかけになることも。

 

“気”の流れの乱れ

春一番に代表されるように、春は風が吹きやすい季節です。
体の中と同じように、自然界にも”気”の流れがあります。
強い風などでその運行が乱れると、同じように体の中も影響を受けるのです。
めまいや頭痛がしたり、消化器の流れが阻害されて吐き気や食欲不振になったり。

“気”の流れは精神状態をコントロールしているので、
流れの乱れからストレスを感じやすくなったりイライラしたり。
「下から上」の流れに乗じて、本来は下にあったほうがいい熱も上に上がってきて、イライラに拍車をかけます。

 

発散して、”気”を整える

春という季節には、自然界全体にこうした流れが起こります。
それには、逆らうことができません。人間も自然の一部ですから。
いろいろな症状が出て、ちょっと生活が面倒くさいことになるかもしれません。
でも、せっかく春が「いらないものを、出してしまいなさいよ!」と言ってくれているので、この機会に乗じて、思い切り発散してしまうのも、いいかもしれません。
そうして出し切ってしまったら、”気”の流れが整って楽になると思います。

 

シソ科に注目

発散を助ける食材としては、生姜やねぎがあります。
この季節らしいものとしては、紫蘇やミント、その他ハーブ類がおすすめです。
風邪薬などにも含まれ、毛穴を開いて汗を出す効果が高いのです。
更に、香りがいいことも高ポイント。
“気”はいい香りを嗅ぐと、流れやすくなる特徴があります。
爽やかなハーブティーを飲んだり、アロマオイルを焚いたりしてみると、
“気”の流れを促進して、外に出たがっているものを速やかに出す後押しになることでしょう。

他にも、菊の花のお茶などもいいですね。
菊の花には熱を冷ます効果があるので、皮膚の痒みなどの炎症を抑える働きが期待できます。

 

子供だって”気”が乱れます

大人ですら、こんなに不調が起こる春。
まだ自分で”気”をコントロールするのが難しい子供だって、調子は悪いんです。
子供は溜まる毒素は少ないでしょうが、外からの影響は受けています。
大人と同じように、発散を意識することは必要なんです。

 

せっかくの、春。暖かくて、花が咲いて、気持ちのいい季節です。
不調は養生で整えて、楽しく過ごせたらいいですね。
次回(3月30日)は、「清熱」をお送りします。

 

 

 

編集後記

「春に新年度が始まるのは日本くらい」だそうですが。
1年という区切りで見ると、春は体のリセット期なんです。
解毒という決算を済ませ、また新しい1年を迎える。
その時期に新しい年度が始まるというのは、とても自然なことのように思えるのです。

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by

lotas

自分や家族の体調不良がきっかけで、漢方に興味を持ちました。 2008年に国際中医薬膳師試験に合格。 漢方薬だけ、薬膳料理だけ、ではなく、暮らしのすべてが養生につながります。 子育てする人も、される人も、しない人も。 みんなが元気になれる”暮らしのヒント”をお伝えしていきます。

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