蓮花
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春の養生・清熱

こんにちは、蓮花です。
さくら
まだ3月だというのに、関東地方の桜は盛りを過ぎつつあります。
先週は、河原の土手の桜の木の下に、菜の花が咲いていました。
ピンクと黄色の調和が美しかったのですが、なんだかもったいないような気も‥
今年は急に暖かくなりましたね。

 

さて、今回は「清熱」。熱を冷ますという意味です。

体の中のあらゆる循環は”気”の力によるものだと、漢方では考えます。
本来、温かさは体の下のほうにあるのが望ましいのですが、
春の”気”の循環の乱れによって、温かさ(=熱)が上に昇りやすくなります。
それによって、イライラなどの精神症状や、頭痛・めまい・目の痒みなど、頭部に不愉快な症状が起こるのです。

 

清熱する食材

苦い味を持つものが、効果的です。
春には「芽」をおいしく食べられる時期ですが、これも苦い味が特徴。
あとは、セロリとか水菜、ゴーヤなど。
苦い味は、体にこもった熱を冷ます力があります。
ただ、熱とはいえ、まだ春。食べ過ぎて冷やし過ぎないよう注意が必要です。

前回もご紹介しましたが、ミントや菊の花のお茶も。
菊の花は、目の炎症や頭痛、めまいに対応する漢方薬にも配合されています。
頭部の熱のファーストチョイスともいえる生薬なのです。
お茶、特に中国茶を多く扱う専門店に行けば、手に入ると思います。
白い花の浮かぶお茶というのも、風雅なものです。
機会があれば、試してみて下さい。

 

クールダウン

↑とはよく言ったものです。まさしく清熱。
過剰な暑さ(熱さ?)を冷やして、落ち着かせようというもの。

余分な熱が上に昇れば、イライラ・カッカします。
それでなくても、春の風は”気”の流れを乱します。
そして、神経系統を司る臓器は、風の影響を受けやすいのです。
熱と、風。ダブルの打撃で余計にイライラしてしまうのです。
だからクールダウンが必要です。

 

王様の耳はロバの耳!

イライラ・カッカした感情は、時間が経つにつれ、自分ひとりで持っているのがイヤになってきます。
そうすると、ついしたくなってしまうのが、八つ当たり。
けれどこれは、皆さんご存知の通り、百害あって一利なし。
当たったところで本当にスッキリはしないし、相手も無駄に傷つけてしまいます。
しかも、標的になるのは家族であることが多いのも、厄介なポイント。

熱を冷ます食材も効果がありますが、神経症状にこんな方法はいかがでしょう?
題して「王様の耳はロバの耳」作戦。
有名な童話からの引用ですが、あの物語の中では、穴を掘ってその中に「言ってはいけないこと」を叫んでスッキリする‥のでしたね。
現代ではむやみに穴は掘れませんが、なんでもいいのです。
紙のノートでも、スマホのアプリでも、ボイスレコーダーでも。
そこに、思いのたけを赤裸々に綴るのです。それだけ。
地味なようですが、意外と効果が高い方法なのです。

これは前回の記事で取り上げた「発散」でもありますね。
内から外へ出たがってるのは、この場合は悪い感情です。
これは毒と一緒なので、溜めておくとロクなことがありません。
速やかに吐き出して、スッキリしてしまいましょう。
例えば、皮膚の化膿なども、中の膿を出せば腫れがひいていきますよね?
あれと一緒で、中の毒を出してあげれば、熱は冷めるのです。

 

こころのデトックス

体の中に老廃物が溜まるように、こころにも「毒」が溜まります。
これは自然なことです。こころは体の一部なのですから。
溜まってしまったものは、出せばいいのです。それだけです。
体がデトックスでリセットされるように、こころもリセットできます。しかも簡単に。
部屋の掃除やタスクの整理と同じように、たまに「毒を吐く」ことを試してみて下さい。

あ、でも、くれぐれもアプリは暗証番号を設定してくださいね。
紙に書く場合、ページごとに切り取れる(RHODIAみたいな)ものにして、書いたらすぐ細断することをお勧めします。

 

次回は4月13日に「春の養生・”気”と血を補う」をお届する予定です。

 

編集後記

私もスマホのメモアプリに「悪口帳」なるものを持っています。
主にターゲットは夫ですw皆さんそうですよね?
たまに読み返して「こんなことで怒ってたんだ」などと笑うのも、オツなものです。

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by

lotas

自分や家族の体調不良がきっかけで、漢方に興味を持ちました。 2008年に国際中医薬膳師試験に合格。 漢方薬だけ、薬膳料理だけ、ではなく、暮らしのすべてが養生につながります。 子育てする人も、される人も、しない人も。 みんなが元気になれる”暮らしのヒント”をお伝えしていきます。

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