蓮花
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養生のバイブル

こんにちは、蓮花(れんか)です。日に日に空が高くなって、空気が澄んでいくのを感じます。

去年の秋から1年間、季節の養生を中心にお話してきました。色々な文献を参考にしましたが、漢方の学校時代の教科書がいちばん役に立ちました。教科書に書かれているのは、中医学の基礎や生薬の性質、漢方薬の処方について。本物の医学過程には遠く及びませんが、でもやっぱり「さぁ、勉強するぞ」という気構えが、ある程度は必要な内容になっています。

fmjメンバーのひとり、のりさん(@norixnori)は個人的にも養生に興味を持ってくれました。
そして、こんなTweetを。

※現在のリンク先→上がったり、下がったり by 養生と手帳とライフログ

そこで私がお勧めしたのが、こちら。

 

『養生訓』というのは、江戸時代の儒学者・貝原益軒(かいばらえきけん)という人の書いた、言ってみれば健康ハウツー本です。

↑こちらは”原書”の現代語訳版。

冷たいものを飲んだり食べたりしてはいけない
いちどにたくさん食べるのは毒
頭寒足熱
などなど‥今の時代にも通じる健康Tipsが盛りだくさんです。

貝原益軒自身、幼い頃から体が弱く、いろいろ工夫を重ねていたようです。結果、当時としては驚異的な84歳まで長生きをしました。なにしろ江戸時代の平均寿命は50歳前後です。何よりもこの数字が、益軒の教えの信憑性を物語っているのではないでしょうか。

色々な人がわかりやすく解説した本が、数多く出版されています。

↑医師によって解説されているので、東洋医学的な切り口が苦手な人でもわかりやすそう。

秋の夜長‥温かいお茶でも飲みながら、こんな書を紐解く。これも立派な「おうちでできる じぶんメンテナンス」ですよね。

 

 

編集後記

『養生訓』の教えの中には「旬のもの以外は食べてはいけない」とか「日が暮れたら食べるな」とか、なかなかハードなものもあります。貝原益軒の生きた時代は1日2食が普通だったり、まだ冷蔵などの保存技術が発達していなかったので、旬のもの以外食べられなかった‥という時代背景もあります。賢人の教えですが、そのまま鵜呑みにせず、現代の暮らしに合わせてアレンジしていく知恵も必要ですね。

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by

lotas

自分や家族の体調不良がきっかけで、漢方に興味を持ちました。 2008年に国際中医薬膳師試験に合格。 漢方薬だけ、薬膳料理だけ、ではなく、暮らしのすべてが養生につながります。 子育てする人も、される人も、しない人も。 みんなが元気になれる”暮らしのヒント”をお伝えしていきます。

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