蓮花
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母の遺品

こんにちは、隔週金曜日担当養生と手帳とライフログの蓮花(れんか)です。
墓地
前回に引き続き、またもや片付けのお話しです。

プロによる遺品整理

4年前、母を亡くしました。住んでいた家を片付ける時は、業者にお願いしました。今は「遺品整理」を売り物にする廃品処理業者がいるのですね。これはどうやって捨てたらいいかわからない‥これはとっておくべきなのか、手放すべきなのか‥家族を亡くしたばかりで冷静な判断ができない遺族に対して的確なアドバイスをしてくれ、思い出の詰まった品物に対しては、僧侶による読経というご供養をしてくれる。そういうサービスを利用することで、だいぶストレスは軽減されたと思います。費用はかかりましたが、気持ちも荷物も、すっきりと整理ができました。

それでも手を付けられなかった荷物

今回、引っ越しの為の荷物の整理の際、クロゼットの奥からプラケース2つ分の、母の遺品が出てきました。これだけは捨てられない‥と、母の家から持ってきたもの。それでもだいぶ厳選したつもりでしたが、プラケース2つ分。思い出として取っておくには、いくぶん量が多いです。これも少し減らさなければいけません。

プラケースを開けて出てきたもの

昭和ひと桁生まれの母。元々なんでも大切に取っておく性質の人でした。携帯メールはなんとか使いこなしていましたが、コンピュータはおろかテレビの録画予約も自分ではできないアナログな人が残した荷物というのは‥。領収書、明細書、新聞や雑誌の切り抜き、印画紙に焼いた写真(ネガなし)、在宅介護のヘルパーさんが残してくれた介護日誌などなど‥膨大な「紙の記録」の数々でした。

紙→クラウド

それらの膨大な紙資料を、必要なものはスキャンして、不要なものはシュレッダーにかけて、その必要のないものはひたすら紐で縛って。その作業を繰り返しながら、思いました。私のものは、なるべくクラウド化しておこう、と。必要なものはその都度スキャンして、要らなくなったらその都度処分する。シンプルなようでいてなかなか実践できないけれど、がんばってやっていこう、と。確かに「これは‥どうしよう?」と迷うものもあります。(迷ったからこそ母も残してしまったのでしょう)そこを迷わずに判断する基準を、自分の中に持つ。それはもしかしたら、生きていく姿勢にも通じるのではないかと思います。まだ残りの人生に余裕のある今だからこそ、正しい姿勢を身につけるべきなのではないか‥と思いました。

母が教えてくれたこと

人が亡くなることを、「空に還る」と言ったりします。亡くなった人の魂は「雲の上から」私たちを見守ってくれていたり。雲‥それってクラウド?肉体の人生を終えるとは、魂のクラウド化??なんていうばかばかしい妄想をしながら、熱をもつシュレッダーのモーター部分を保冷剤で冷やしつつ、残された紙を粉々にしていました。なんでも大事にしまいこんでおく母が私に教えてくれたこと‥それは「なんでも大事にしまいこんでおいてはダメよ」ということ。モノも情報も使ってこそ価値のあるもの。身を以て教えてくれた反面教師だったのでした。

 

 

編集後記

遺品の入ったプラケースの中に、各種手続書類をまとめたファイルがありました。その中から出てきたのは現金。母の銀行口座を解約した時に口座に入っていたお金でした。なんだか雲の上の母からお駄賃を貰った気分。そのお金で、欲しかったカメラとレンズを買いました。これからの人生の相棒としたいと思います。おかあさん、ありがとう。

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by

lotas

自分や家族の体調不良がきっかけで、漢方に興味を持ちました。 2008年に国際中医薬膳師試験に合格。 漢方薬だけ、薬膳料理だけ、ではなく、暮らしのすべてが養生につながります。 子育てする人も、される人も、しない人も。 みんなが元気になれる”暮らしのヒント”をお伝えしていきます。

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