蓮花
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夏の扶正去邪

こんにちは、養生と手帳とライフログの蓮花(れんか)です。夏!始まりましたね。子ども達も夏休みを迎えて絶好調なことと思います。大人も子どもも、夏を快適に過ごす為には、どんなことをすればいいのでしょうか?

Lucas in the pool

夏の特徴

夏はどんな特徴を持ち、そして私たちにどんな影響を与えるのでしょうか?

気温が高い

夏は”火”の季節です。1年のうちで日照時間が最も長く、全ての生き物をすくすくと生長させるエネルギーのある季節です。でもそれはもろ刃の剣。”熱邪(ねつじゃ)”や”暑邪(しょじゃ)”という邪気になることもあります。参考記事;うざい”アツさ”と、怖い”アツさ”  そして気温の高さは、汗を多くかかせます。発汗は老廃物の排出にもなるのでいいことなのですが、かき過ぎると脱水症状になってしまいますし、汗と一緒に”気”が出ていってしまいます。こんなふうに、夏の暑さは私たちのからだに影響を及ぼすのです。

夏の冷たい罠

この季節の公共の場所は、とても冷房がよく効いています。そして、いたる所で冷たい飲料、かき氷、アイスクリームを売っています。冷たい飲食も、時と場合によっては有効なのですが(熱中症になりそうなほど体温が上がった時など)、涼しいカフェの店内でフラペチーノ系を飲む‥なんてことは避けたほうが無難です。

こころにはどんな作用が?

夏に割り当てられた感情は”喜び”。参考記事;“情”はからだの為ならず? それ自体は好ましいことですね。しかし漢方では「喜びが過ぎると心(しん)を傷つける」とされています。これはどういうことなのでしょう?

“喜び”は緩める

適度な喜びは”気”を巡らせることができて、とてもいいものなのです。”気”が巡るということは、”気”が滞ってないということ。参考記事;こころの養生・梅雨編 ということは、過剰な喜びの感情は、”気”を緩め過ぎてしまうのです。”気”が緩むと汗をかき過ぎないように留めておく力も弱くなってしまいます。感情をコントロールして、からだに過剰な影響を与え過ぎないようにすることが重要です。

何を祓(はら)うか

では何を遠ざければいいでしょうか?

当然ですが、からだに熱がこもらないようにします。夏に旬を迎える野菜‥きゅうり、苦瓜、トマト‥これらはからだの熱を取り去る作用のある食品です。他にも、かき過ぎる汗を止めてくれる食品に、レモンや梅干しなど酸っぱい味のものがあります。これらを積極的に摂ることによって、発汗による”気”の損失を防げます。季節の恵みを上手に摂って、食養生に活用したいですね。参考記事;熱を祓(はら)い、からだを鎮める

何を扶(たす)けるか

夏の私たちに必要なものって、何でしょう?

足元の温かさを保つ

意外に思われるかもしれませんが、これはとても重要です。繰り返しになりますが、夏の公共の場は冷房が強いです。そして、冷たい空気は下に溜まります。からだの中には、温かい”気”と冷たい”気”がぐるぐると循環している状態です。足元が冷えていると、からだの上部に熱が巡ってきます。いわゆる冷えのぼせのような状態になってしまい、「暑いから」と冷たい飲食に手が伸び‥という悪循環に入ってしまいます。ぜひとも足元を温めて、冷たい”気”が頭に昇るようにしてあげて下さい。薄手のレッグウォーマーなどを持ち歩いて、冷房の室内などでサッとはくだけでも、だいぶ違います。暑い夏こそ、頭寒足熱を実行してみてください。

夏の養生

夏と言う季節ならでは‥の気を付けたいポイントをもうひとつ。

陰陽の切り替え

夏は夜も寒くないので、陰陽の差を感じ難い季節かもしれません。でも確実に夜は訪れます。そして、夜になったらからだは”閉店モード”なのです。夜には夜の過ごし方があります。参考記事;秋深し、夜更かし タイヨウの時間 養生タイムスケジュール☆リカバリ大作戦 楽しかった今日の出来事も、夜になったら静かな思い出にしましょう。こころとからだをゆっくり鎮めて、そして新しい日を迎えたら、また元気よく飛び出して行って下さい。

夏を乗り切る

よくテレビなどでは「夏を乗り切るにはスタミナ!」などと言われています。それも事実です。”気”を汗によって消耗しやすい夏は、食べ物で”気”を補ってあげることも大切です。”気”を補ってあげる前に。まずは暑さを祓(はら)ってみてください。そうすれば胃腸の調子も上がって、補う”気”の吸収も良くなります。まず祓(はら)い、そして扶(たす)ける。参考記事;クリーンファースト、イートセカンド  季節を通じた養生の基本です。

編集後記

マレーシアの公共施設の冷房はハンパないです。「ここは八甲田山か?」と思うほど。英語学校で2時間の授業を終えて外に出ると、余りの寒暖の差に鼻水が垂れてくる(失礼!)ほどです。だから上に羽織る”厚手の”上着、スカートの際はレッグウォーマーも必携。荷物の多くなるマレーシアでの外出です。

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lotas

自分や家族の体調不良がきっかけで、漢方に興味を持ちました。 2008年に国際中医薬膳師試験に合格。 漢方薬だけ、薬膳料理だけ、ではなく、暮らしのすべてが養生につながります。 子育てする人も、される人も、しない人も。 みんなが元気になれる”暮らしのヒント”をお伝えしていきます。

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