なお♪
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コンピュータゲームで,こどもの脳は育てられるのか?

ほっほい!
こんにちは,なお♪です。
毎日の育児に家事に,それにお仕事していらっしゃる方も,お疲れさまです♪

 

こどもの心を育てる方法というものを考えてみると,いろいろなやりかたがあるんじゃないかな,たったひとつの「正解」というものはないんじゃないかな,という気がしてきます。

Diamondさんというカナダの研究者がこどもの実行機能=ものごとを考えたり何かに集中したりするときに必要ないろいろな能力を育てる方法について論文を発表しているのですが,

それによると,こどもの実行機能を高めることが明らかになっている方法として

1. コンピュータを使ったトレーニング
2. 身体を使った活動
3. 学校のカリキュラム

の3つが挙げられていました。

今回は1つめ,「コンピュータを使ったトレーニング」でこどもの心を育てるということを考えてみたいと思います。

 

海外の研究ですが,ワーキングメモリ(情報を心にとどめておいて後から活用する能力)を鍛えるためのあるパソコンゲーム(外国製)をすると,ワーキングメモリが強くなり,またその半年後には算数の学力が伸びていたという報告があるようです。

このゲームに限らず,実行機能を高めるためのコンピュータゲームはいろいろと開発されているようですが,Diamondさんによれば「コンピュータゲームが4-6歳のこどもの実行機能を伸ばすことにはまだ成功していないようだ」とのこと。

もしかしたら,就学前のこどもたちに対しては,コンピュータゲームでこどもの考える力や集中力を伸ばすことは難しいのかもしれません。

Diamondさんの論文からは離れますが,日本で脳を鍛えるゲームソフトといえば「脳トレ」「鬼トレ」が有名ですね。

これらのソフトを監修された川島隆太先生,じつはこどもたちがゲームソフトで脳を鍛えることを推奨していらっしゃるわけではないみたいなのです。

川島先生がこども向けにどうすれば脳をうまく育てられるかというテーマで書かれた本のなかに,こんなことが書かれていました。

川島先生自身のこども時代,家の近くの野山や川といった自然の中で,年上・年下のこどもたちで一緒にたくさん遊んだ経験がおありなのだそう。

そういった,型や枠のないところで思い切り身体を使って,たとえば危険からうまく身を守ったり身体の限界を感じたりしながら,その場で遊び方をみんなで一緒に考えたり工夫したりしながら遊ぶことこそが脳をしっかり活用することになるのだというお考えのようです。

コンピュータゲームのように与えられたものをひとりでするような遊びをするんじゃなくて,いろいろな人とたくさん遊んでいろいろな経験を積み重ねることが大切,と書かれていました。

そう言われてみればあのソフト,「脳を鍛える大人のDSトレーニング」ですもんね。

おとなかこどもかによって(あるいはこどもでも年齢によって),脳の実行機能を伸ばす方法は違うらしい,ということは頭に置いておいてもいいかもしれませんね。

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児童精神科の勤務医をしています。児童思春期の心の悩み,発達障害支援,特別じゃない特別支援教育,育児支援,ワークライフバランスに興味があります。夫と小学生の息子との3人暮らしのなかで,私自身も母親としてあれこれ悩みながら日々育児に奮闘中です。子育ての負担やストレスはできるだけ軽くしたいし,せっかくならこどもの育ちを楽しみたいし,でもこどもの心はしっかりたくましく育てたい…と欲張りな願望をもっています。こちらでは,子育てが少しでも楽になるような考えかたやコミュニケーションのとりかたについて,迷ったり気付いたりしたことを中心にあれこれ書いていきたいと思います。

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