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シリーズ4弾小さな葛藤:大人になると言ってしまうこと

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子供のころ、親に言われていやだったフレーズとか、ドラマを見ていて嫌いだったセリフとか、「自分が親なら、つまり大人になっても、こんなこと子供に言わないようにするぞ」と思っていた言葉が私の場合、あれこれあったりするわけです。

しかし、親として子育てしていると、そのギリギリのストレスの中、どうしても使ってしまうもんだったりするんですよねー。

そういう葛藤は、いつもいつも“悩み”にいたるわけではなく、気持ちに余裕がある時なら、するっと越えられちゃったりもします。

それでも、毎日関わっていると、そんな悩みに頭を占められてしまう日も、またあるんですよね。
今回は、そんな小さな “1人ガッカリ”について、4つほど、書いてみようと思います。

そしてまた、明日から、少しでも使わないようにして、子育て頑張るぞ!

1.「仲良くしなさい!」

どっちがより悪いとか、先に手を出したのがどっちかとか、どーでもいい。

まして、傷ついたとか気がすまないとか、そんな感情、こっちにとっては知ったこっちゃない。

だから、「いいから、“仲良くしなさい”」。
なに? お菓子の取り合い? そんなのもう一個あげるよ! もういいから!

とにかく、そんなゴタゴタ早く終わらせて、また静かに遊んでくれ!
まずここを(無理やりにでも)中断しないことには、先の楽しいことだってないんだよ!

■ と、いう気持ち、なりますよねー。

共感してほしいタイプの子もいる。
子供の頃の私のように、正義と因果をきっちり取り仕切っていてほしいタイプの子もいる。

両方に言い分があることは、見ていて分かります。だから、とりあえず 2人がいったん離れてくれて、冷静になってくれれば、2人の話くらいは聞くことができる。

なのに、2人とも、しがみつき合ってしまって、離れようともしない。
そして、親や世界の管理者は、忙しくって仕方ないのよ。

みんなの生活インフラを守るための外向きの仕事だけでいっぱいいっぱいなのに、しょっちゅう君たちのお願いで、自我や思考を寸断させられて苦しいの。
だから、第一声では、「とにかく、手間をかけさせないで」という、悲鳴にも似た気持ちが出てしまうこともあるの。

それも分かってー! ね、お願い。

2.「あっ、あんなものもあるよ。あんなのも好きなんじゃな〜い?」

私は、集中力のあるタイプの子供でしたし、好みやこだわりは結構タイトな方だったのです。

だから、例えば『ドラえもん』のコミックスを買ってもらえる、ということになって本屋さんに行った時、
「まあまあ。あっ、ほらアンタ、パーマンのマンガもあるよ、こっちにはドラえもんのカラーらしい本もあるよ、こんなのはどう? こういうのも好きなんじゃない?」

なんて、わざわざ世界を広げてくれようとするなんて、余計なお世話なのです。

「藤子・F・不二雄では、ドラえもんが一番面白いんだよ! F氏がパーマンの作者でもあることなんて、とっくに知ってるよ! それも含めて、今日は『ドラえもんがほしい』って言ってるんだよ! いいからさっさとレジに行け!」
そんな気分になるわけです。

■ しかし、そこは大人にとっては。

親になって、特に年齢の小さい幼児を相手に実際に “親業” をやっておりますと、「気をそらす」ことをしないといけない場面が多すぎて、それがのが習い性になってくるんですよね。

  • 例えば、子供が「この本、買ってくれなきゃヤダ〜!!」と、売り場を離れない時。
    「今日の夕ご飯は何でしょう〜?
    そうだ、今度の週末、おばあちゃんのうちいくんだよね、楽しみだね。何したい? そういえば、あっちの方にペットの売り場あったよ。ワンワン見にいこっか」

  • 大人がアルコールを飲んでいるのを見つけて、「あっ、何それ? わたしもほしい…」ってなりそうになった時。
    「あっ、テレビにニャンニャン出てるー。そういえば、この前見た、動物のアニメ、おもしろかったよねー。娘ちゃんは、白いネコさんと黒いネコさんと、どっちが好きー?」

  • テレビのCMで、「○○買ってー」となった時。
    「あー、おかあさん、お腹すいちゃったなー。そうだ、昨日すいかを買ったんだー。食べたい人ー!」

とにかく、話題をそらしてそらして、そらしまくる。

だって、拒否のための説明を直接したら、ちゃんと言ったって聞かないじゃないですか。泣き叫んでしがみつくだけで。

だから、そういう「そらす」技術が身についてしまう。

それで、子供がそこそこ物心がついてからも、ついそれまでの手癖で扱ってしまう部分があるかもしれません。

後で「やっぱりこっちがよかった」と言われても、めんどうですしね。

大人だって、本屋ではゆっくりしたいしね。

あと、大人にとっては、書店はただ買うための場ではなく、情報収集の場でもあって、しばらく回遊したいんですよね。

その時間を、子供から稼ぎ出したい。

だからなおさら気をそらして、引き延ばしをする必要にかられてしまう。そんな要素もあるかもしれませんね。

3.「勉強してなさい」

子供が親に言われる「いやなフレーズ」第1位かもしれないこれ。(いや、「早くしなさい」とどっちだろう??)

マンガや小説やドラマでもかなり戯画化されてしまってる。
《なんで、大人は気にくわないことがあると、そればっかり言うんだろう?》って。

でもねえ、これも親になってみると、分かるんですよ。

■ 親の隠れた本音

親は親でやることがある。家事もそうだし、対外コミュニケーション(事務)もあり、絶えず忙しい。

子供が子供で遊んでてくれても、本当はいいんです。

でも、そんな風に必死で家事をしていて、子供がしずかにしていたと思ったら、
《外から帰って脱いだ服をその辺に放り出したまま、おやつを食べながらブロックを床に広げ、牛乳を飲もうとして、注ごうとしたら、こぼしてしまったので、それをうったえてくる。
あるいは、絵本を読んでいて、分からない言葉を聞いてくる》。

そんな場面にぶつかったら、それまで集中して何かに取り組んでいた身からすれば、

「あ、またやること増えた! あ、またやること増えた、増やされた! 自分はやることもせずに、こっちを煩わせて!」

という気持ちにもなろうというものです。人情ですね。

そんなになったら、「宿題は終わったの? 勉強してなさい」(もういいからあっちへいけ!)くらいのことは言いたくなりますよ。

人間ですから。

それに、勉強というのはして困るものではないわけですよね。貯金になるものであって、浪費にはならない。
1年生でも、2年生でも、6年生でも、それどころか中学生だって、その先の勉強は続くのですから。

なら、余計なことをするよりは、勉強をしてくれたら嬉しい。

……。実際には、当面は義務教育のペースについていってくれてさえいればいいわけですから、学年× 10分もやってくれれば十分。と、親が黙らなければならないところだと、分かってはいるのですけどね……。

4.「言われたことを、すぐに先にやりなさい」

類例:「早くー!」「言うこときいて!」

子供も、人間ですから、気分がのらない時、疲れている日、そういうものがあるだろうことは、親にも分かるんですよ。

「いま、やろうと思ってたのに!」
「言われたら、よけいにやる気がなくなる!」

そんな反論はされそうなわけです。

■でも、子供の「あとでやる」は、飲めない

でも、やっぱり大人の目で子供を見ていると、それは飲めないわけです。

子供は自制心や俯瞰能力が未熟だから、
「いま、これで遊んでいるところだから、後でやる」
と言って、その一時間後でも、やっぱり「遊んでいるところ」なわけです。

「いま眠いから」と言って、寝る直前まで待ったら、今度は「もっと眠くなる」し、

「今日、疲れてるから、やらなくていい?」と言われても、
今日の割り振りですら、取りかかりやる気が出ないのに、明日に持ち越して 2日分まとめてやろうと思ったら、もっと無理が出て、最悪、挫折する流れになる。
その見通しができていないわけです。

さらに交渉を難しくするのが、“自己責任” のりくつが子供には通じないことです。

「お父さんは、ちゃんと『やらないと後で大変なことになるからね』って、忠告はしたからね。今困っているのは、自業自得なんだから、自分でなんとかしな。お父さんはもう寝る」というのが通用しない。

「ヤダ〜、ヤダ〜、一緒に見ててくれなきゃ、ヤダ〜〜! ワアーッ」

と、1時間でも泣き叫び、親を揺さぶり、蹴ったり叩いたり。

結局、その展開に巻き込まれるしかない、それが親の苦しさ。

それが見えているから、
「はい、○○やって! はい、○○やって! 
はい、○○やって! はい、○○やって! 
はい、○○やって! はい、○○やって!」
「言われたことは、一回ですぐにやりなさい」「早くー!」「言うこときいてよ!」

……、ということになるわけです。

本当は、疲れを感じてくれてもいいし、弱音を口にしてもいいし、それが特別に大きい時は、無理を控えてくれたっていい。

別に、親だって、感情を持つことを否定したいわけではないし、今回の感じ方を否定したいわけでもないのですから。

早く、親が交渉に乗れるほどの、きっちりとした自己コントロール能力を、子供が身につけてほしいものですね(笑)

編集後記

と、いうわけで、色々とふみとどまりながらの毎日です。

どうでしょう? あなたと同じ悩みはありましたか?

探せば10つでも思い浮かびそうでしたけど、今回の紹介は4つで。

「1.」で紹介した、喧嘩ブレイクの話。
上の子に対する「お兄ちゃんなんだから、ゆずらなきゃダメでしょ」というのだけは、禁句にできているのですが、
「相手が泣いたら、離れなさい」「とにかく、下の子ちゃんが泣くようなことをしないで。下の子ちゃんに泣かれると、お父さんもお母さんも疲れてしまうの」と言ってしまうことすらあります。
(聞きゃあしないわけですが)

ほんと、“放置” しておける、時間的・空間的余地のない中での子育ては、親も日々ギリギリですね。

お互い頑張りましょうね。

 
今日もありがとう。

 
ではまた、どこかで。
 

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苦しい毎日を、もうひとふんばり。 いっき(@ikkiTime)です。 普段は 「イキブロ」というブログで、ライフハック系の記事を書いています。 恐い明日を、少し親しみやすく 今日をもう少しご機嫌に。 都内在住のサラリーマン。30代です。 2児(兄妹)の子育てに、共働きの妻とともに取り組んでいます。 理詰め派の上、日がな緊張感が高いので、生きづらさを感じる場面も多いです。 いわゆる「ふつう」のお父さんになれない場合でも、あれこれ工夫して、『 このお父さんでよかった!』と思ってもらええるアイデアを、シェアしていきたいと思っています。

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