くらちのりこ
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少年と男児の葛藤

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習い事へいこうとすると「気持ち悪い」と言い出す

長男小学4年生。

ただただ自分が「楽しい」ということがらだけではなく、少しずつ他人と自分を比較するようになってきました。人との関係性の中でこころが育っていく年頃にさしかかってきたようです。いつのまにか男児だったのがすこしずつ「少年」っぽさが顔をのぞかせるようになりました。

たとえば、名まえの呼び方。
普段長男のことを「名前+ちゃん」と呼んでいます。
太郎(仮名)だと「たろちゃん」ですね。この呼び方が小さい頃から定着しているので、ついお友達の前でうっかり呼ぼうものならひどく怒ります。名前呼び捨てにするようにいわれてしまいます。

加えて冒頭の「習い事にいこうとすると「気持ち悪い」といいだす」というのもそのひとつで、本人に聞いても「行きたくないわけじゃない」「でも気持ち悪くなる」といいます。吐き気以外にも出がけにトイレに駆け込むとかあるので、本人がまだ言葉に表現できないところでストレスの芽があるのだと思います。気にかけつつも、プレッシャーにならないようにほどよいところで関係性を保つのがむずかしいお年頃になってきました。

以前、一読していたこの本を再読するきっかけになりました。

 

小学4年生だとちょうど9歳から10歳になるところです。
たまたま訪れたブックオフで目について古書で買いました。これから訪れるであろう変化を考えて去年の今頃に買った記憶があります。

筆者はほんとうに子供へ深い愛情があることを感じました。また子供と接する人に対してもていねいな導きを与えてくれます。だからこそ筆者は巷にあふれる「10歳の○○」という本を調べ、科学的根拠がないことを示しています。その上で筆者はこう書いてあります。

子供のこころの発達において、「9歳」「10歳」が、本来どのような年齢なのか、どういったこころがどのくらい育っているのかわかっていることをできるだけ伝えたいと思うのです。(中略)これまであまり根拠がわかりやすく説明されないままに、広い範囲で幾度も取り上げられてきたこの年齢について、もっと正面切って説明する本があってもいいのではないか、と思い立ったわけです。

以前わたしはファミリーマネジメントジャーナル内でこんな記事を書いています。
小さいときこそ、こどもをほめよう! | ファミリーマネジメントジャーナル
このときの長男の反応が、じつにこの本に書いてある通りでした。

大人の安易な評価や励ましは、逆に子供の不信感を募らせることになります。子供自身がこれはちょっと不得手だなと思っていることに「すごいねー、できてるよ」と安易に声かけをしても、調子に乗るというよりは逆に声をかけた大人に対して「いいかげんな人だ」といった不信感を持つというわけです。

この本を読んでいたおかげで、づまずいているときは少し距離を縮め一緒に解決していく方法を試し、できたことに対しては少し距離を置いて客観的に見て褒められるところをみつけたりしました。・・・って、書くと付きっきりのように見えるかもしれませんが夕飯の支度をしながら公文の宿題を見るときのほんの数十分だったり、毎週月曜日に書く作文練習につきあうときだったり限られた時間です。それでもこの本を読んでいると、こちらも冷静に対処ができることが増えたように思います。

この本にはほかにも「どうして10歳の壁といわれるようになったか?」「放っておくだけでは育ちにくい「社会性」と「道徳性」」のほか、著者の本来のフィールドである「ソーシャルスキルトレーニング」の実践例も書かれています。

医学書でも教育書でもなく一般の新書なので、専門用語には注釈も付いています。図解も多く、言葉だけでは「むむむ?」となる箇所も図を見てなるほど!と、理解できました。

ぜひ、子供との関係性「どうしよう?」と思う前に、読んでほしい一冊です。

amazonより引用

◎ 目 次
第1章 9歳、10歳はなぜ取り上げられるのか?
第2章 9歳、10歳ってどんな年齢?
第3章 「自分」って何?—-自己意識の変化
第4章 「考える力」の急成長—-認知の変化
第5章 「複雑な気持ち」を知る—-感情の変化
第6章 親より「友情」へ—-友達関係の変化
第7章 「他人の視点」の獲得—-道徳性の変化
第8章 9歳、10歳の子どもとは?—-まとめ
第9章 9歳、10歳の「社会性」を育てる支援
第10章 9歳、10歳の「道徳性」を育てるアプローチ

少し小さい子にはこちらをどうぞ!!

 

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のり@くらちのりこ twitter id @norixnori ブロガー 暮らし回りのあれこれを発信。子育て、片付け、暮らしかた、考え方。 夫1、男児2(小6、小3)。 神奈川県横浜市 · http://kurasistant.com/

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